NEXT STAGE
ぽこぽこクラブ 不朽の名作シリーズⅡ
脚本:竹内 銃一郎
演出:西沢 栄治
2026年10月21日(水)〜25日(日)
劇場:阿佐ヶ谷アルシェ



「あの大鴉、さえも」



公演新着情報

Cast
三上陽永
独身者1
2008年より鴻上尚史主宰「虚構の劇団」に所属し、全作品に出演。俳優として『THE WINDS OF GOD』、舞台『パタリロ!』をはじめ、流山児★事務所、スタジオライフ、渡辺源四郎商店など、数多くの舞台に出演している。
ぽこぽこクラブではすべての作品で演出を担当。2020年、日本演出者協会「若手演出家コンクール」最優秀賞を受賞。
近年は日本劇団協議会主催『血は立ったまま眠っている』や下北沢演劇祭創作プログラムでの区民劇など、外部作品の演出も手掛ける。
劇作家としても活動し、2024年には『流れる血、あたたかく』で注目を集める。現代社会に生きる人々の孤独や違和感を、ユーモアを交えながら描く創作を持ち味とする。2022年度、東奥日報社主催「東奥文化選奨」を受賞。
渡辺芳博
独身者2
筑波大学大学院芸術研究科修了。2004年、東京コンペ#1パフォーマンス部門「伊藤キム賞」を受賞。アートパフォーマンスを出発点に、「身体と言葉の関係性」をテーマとした創作活動を続ける。
卒業後はストアハウスカンパニーにて身体理論を学び、ワークショップリーダーとして活動する一方、鴻上尚史主宰「虚構の劇団」に所属。
自身が主宰する「からだから考える会」では、子どもから高齢者まで幅広い世代を対象に、身体を通して思考や感覚を育むワークショップを全国で実施。愛媛県内子町や穂の国とよはし芸術劇場PLATなどで地域滞在型の創作・育成事業にも携わるなど、舞台芸術と地域をつなぐ活動を展開している。
俳優としては、第三舞台2026「パレイドリア」やパラドックス定数「ズベズダ-荒野より宙へ-」などに出演するとともに、ダンス、アートパフォーマンス、フィジカルシアターなど、身体性を生かした幅広い表現活動を続けている。
杉浦一輝
独身者3
2015年、佐藤佐吉演劇祭にて最優秀主演男優賞を受賞。近年は、かわいいコンビニ店員飯田さん、劇団道学先生、椿組、青☆組など多くの団体にも出演するほか、劇団の制作・運営、演出助手を務めるなど、俳優・制作者の両面から創作に携わっている。
2025年には、多摩で開催された野外テントシアターフェスティバルにて、一人芝居『駆込み訴え』を上演。また、青森県で展開した「AOMORI×POCOPOCO」シリーズおよび『home〜りんごさんのうた〜』では、りんご農家に住み込みながら滞在制作を行い、地域との継続的な対話を軸とした創作を実践した。

Director
西沢栄治
演出家。1971年、東京生まれ。
2000年、プロデュース形式のJAM SESSIONにて演出活動を開始。ギリシャ劇や歌舞伎、シェイクスピアなどの古典から現代戯曲まで、幅広い作品の演出を手掛ける。2004年、日本演出者協会「若手演出家コンクール2003」にて最優秀賞を受賞。
椿組では、2010年、2016年、2023年に花園神社野外劇の構成・演出を担当。主な演出作品に『ハイライフ』『フランドン農学校の豚』『楽屋』『天保十二年のシェイクスピア』『わが町』『夏の夜の夢』『女の平和』などがある。
新国立劇場では「こつこつプロジェクト」第1期に参加し、2021年に別役実作『あーぶくたった、にいたった』を演出した
Writer
竹内銃一郎
劇作家・演出家。1947年、愛知県半田市生まれ。
1976年、木場勝己、沢田情児らと劇団「斜光社」を結成。1980年に劇団「秘法零番館」を結成し、1981年、旗揚げ作品『あの大鴉、さえも』で第25回岸田國士戯曲賞を受賞した。
乾いたユーモアを交えた独自の劇世界を築き、主な作品に『檸檬』『東京大仏心中』『月ノ光』『今宵かぎりは…』『風立ちぬ』などがある。俳優・佐野史郎とのユニット「JIS企画」などでも活動を展開。1996年、『月ノ光』で第47回読売文学賞(戯曲・シナリオ賞)を受賞。紀伊國屋演劇賞個人賞、芸術選奨文部大臣賞などを受賞し、2004年には紫綬褒章を受章した。
2000年から2014年まで近畿大学文芸学部教授を務め、後進の育成にも携わった。

[タイムスケジュール]
2026年10月21日(水)…19:00
2026年10月22日(木)…19:00
2026年10月23日(金)…14:00/19:00
2026年10月24日(土)…14:00/18:00
2026年10月25日(日)…14:00
[スタッフ]
舞台監督 三津田なつみ、京谷晶也
照明 畠山聖
音響 小椋潤奈
音響操作 鈴木真桜
音楽 山岸賢介
宣伝美術・演出助手 高信すみれ
演出部 浦川拓海
写真撮影 渚ひろみ
制作 杉浦一輝 山田大介
企画・製作 NPO法人ぽこぽこクラブ
提携 阿佐ヶ谷アルシェ
協力 劇団親知らズ/ウラニーノ/山北舞台音響/ラッパ屋/
A-project/Mei Mei
池田風見/石川葉萌音/板倉愛実/久米春花/永野詩織
【助成】公益財団法人東京都歴史文化財団
アーツカウンシル東京【東京ライブ・ステージ応援助成】
[チケット(全席自由席・税込)]
前売り・当日 5,000円
25歳以下 3,000円
18歳以下 1,500円
先行販売(8/16〜8/31) 4,500円 ※事前精算のみ
※開演45分前より受付開始、開場は開演の30分前です。
13年間、同じ舞台に立ち続けた3人。その最後の共演。

さあさあ、ご覧あれ。
十三年前、ぽこぽこクラブを立ち上げた
三羽烏最後の勇姿。
三上陽永。
杉浦一輝。
渡辺芳博。
笑った数より、怒鳴った数が多かった。
褒めた数より、罵った数が多かった。
「もう辞める。」
「勝手にしろ。」
そんな捨て台詞を何度吐いても、
気づけばまた、同じ舞台に立っていた。
友達かと聞かれりゃ、少し違う。
戦友かと聞かれりゃ、照れくさい。
だけど、同じ舞台にだけは立ち続けた男たち。
最後に選んだ戯曲は
竹内銃一郎『あの大鴉、さえも』。
言葉は届かない。
心は噛み合わない。
それでも人は、誰かを突き放しきれない。
そんな、不器用で面倒くさい男たちの物語は
まさに俺たちの物語だと息巻いた。
そして、この公演をもって、
渡辺芳博は、ぽこぽこクラブを卒業します。
初期メンバー三人が、
ぽこぽこクラブとして同じ舞台に立つのは、
この公演が最後。
ならば最後まで、
格好なんてつけずに、
意地も見栄もさらけ出して。
どうせ終わるなら、
仲良く終わるなんて、柄じゃない。
舞台の上で
罵り合って、プロレスして、なんなら殴り合って
終わろうじゃないか。
それが俺たちぽこぽこクラブの
三羽烏の生き様よ。
公演ティザー動画①
渡辺芳博、ぽこぽこクラブ退団にむけて
旗揚げメンバー3人のメッセージ

渡辺芳博よりメッセージ
ぽこぽこクラブは、かつて虚構の劇団に所属していた三上と杉浦、私の3人で始めました。
自分達で作品を作って、虚構の劇団では出来ないことを色々やってみたいという思いからでした。
さらにストアハウスカンパニーというフィジカルシアターのカンパニーでも、私はパフォーマーとして活動していました。
私は同時期に、虚構の劇団・ストアハウスカンパニー・ぽこぽこクラブの3つの団体で活動していたのですが、その後、虚構の劇団は解散し、ストアハウスカンパニーからも離れて、ぽこぽこクラブだけが所属団体となりました。
3つの団体が自分の中でひしめき合っていた時間が色濃くて、あの頃と同じ熱量はもうぽこぽこクラブには注げないかもしれないと感じた瞬間がありました。
私にとってのぽこぽこクラブは、虚構の劇団・ストアハウスカンパニーと共にあっての団体だったのだと思います。
もちろん三上・杉浦にとってのぽこぽこクラブは違うものだろうし、今も二人はいろんな企画に取り組み挑戦しています。ただ私自身が、ぽこぽこクラブの一員としてこの先やっていきたいことが見出せず、徐々に足並みを揃えられなくなってきたように感じました。
そんな状態でズルズルと団体にいるのは不健康だと思い、そして団体よりも個人の活動を優先したい思いから、ぽこぽこクラブを退団する決断に至りました。
劇団員も新たに入り、新たなぽこぽこクラブの出発に水を差すような発表となってしまいました。
ただ、今もこうして俳優を続けられているのは、間違いなくぽこぽこクラブがあったからです。
ぽこぽこクラブを通して本当に沢山の人に出会い、ご縁ができ、支えて貰い、大きな財産となりました。
出演や演出をしていただいた皆さん、公演を支えていただいたスタッフの皆さん、そして劇場に足を運んでいただいた皆さん。ぽこぽこクラブはどの公演もいつも大変でしたが、それ以上に皆さんの支えや応援のおかげで、沢山の楽しい瞬間を今でも鮮明に思い出すことが出来ます。本当にありがとうございました。
そして最後に、三上陽永、杉浦一輝、そしてかつてメンバーだった坂本健、高橋玄太へ。
腸が煮えくり返ったこともあれば、腹が捩れるほど笑ったり、腹を決めた瞬間が幾度もあったり、これほど腹を割って付き合えた関係は得難いものでした。
毎公演が常に波瀾万丈であったがゆえに、今でもいろんな瞬間が強烈に蘇ります。そんな時間を共に過ごせたことも大きな財産となりました。この先それぞれが決断した道で、互いに元気にやっていけることを願っています。ありがとう。
10月のぽこぽこクラブ公演『あの大鴉、さえも』が団員として最後の公演になります。
ぽこぽこクラブ立ち上げメンバーの三上、杉浦、私の3人芝居です。
3人の関係の落とし所を見届けていただけましたら幸いです。
渡辺芳博

三上陽永よりメッセージ
ぽこぽこクラブ旗揚げメンバーの渡辺芳博が、次回公演『あの大鴉、さえも』をもって卒業します。
13年前、杉浦一輝、渡辺芳博、そして僕の3人で始めた劇団でした。
僕は昔から、思いついたら走り出してしまう人間です。
「それ、本当にやるの?」
「一回落ち着こう。」
そんなふうに、暴走しそうな僕にブレーキをかけてくれたのが渡辺でした。
だから、ここまで続けてこられたんだと思います。
思い返すと、不思議と大きな出来事より、小さな景色が残っています。
愛媛県・内子町でのレジデンス公演。
いつの間にか料理番長になった僕は、毎朝近くの道の駅に、朝取れ野菜を買いに行く。
まだ早い時間、杉浦や髙橋、坂本は眠っている。
2階の寝床から1階に降りると
トカトントン…トカトントン…
作業場からだ。
少し覗いてみると、渡辺が一人黙々と大道具を作っている。
「おはよう。」
そんな一言くらいしか交わさない。
でも、それで十分。
誰が何をするかを相談しなくても、それぞれが自然に動いている。
あの空気が、僕はとても好きでした。
渡辺が卒業すると聞いたとき、正直、初期メンバーがいなくなるなら、ぽこぽこクラブはここで終わりにしようと思いました。
劇団は人です。
その人がいなくなるなら、劇団も役目を終えたのだと考えていました。
でも、その話を杉浦にしたとき、「終わらせるんじゃなくて、続けよう」と背中を押されました。
だから今回解散ではなく、渡辺の「卒業」という形を選びました。
13年間という時間は消えません。
渡辺がいたぽこぽこクラブも、これからのぽこぽこクラブも、どちらも本物です。
『あの大鴉、さえも』は、渡辺芳博がぽこぽこクラブの俳優として立つ最後の作品になります。
ぜひ、その姿を劇場で見届けてください。
そして渡辺へ。
13年間、本当にありがとう。
これからも、お互い面白い演劇をつくっていこう。
三上陽永

杉浦一輝よりメッセージ
ぽこぽこクラブを結成したのが2013年。
三上、渡辺と出会ったのは、当時所属していた虚構の劇団の旗揚げ、2007年のことなので、もう20年近い付き合いになります。
友達が少ないくせに『ONE PIECE』が好きで、昔から「仲間」というものに憧れていた僕にとって、「3人で劇団やらね?」と声をかけてもらった時は、そらまあ嬉しくて。
虚構の劇団にいた頃は、どこか「劇団の下っ端」という意識があり、他人のオールで前に進んでいたような感覚がありました。
でも、ぽこぽこクラブは、自分たちで船を補修し、彷徨いながら、がむしゃらにオールを漕いで、一緒に進んできた。だから僕にとって、三上と渡辺は本当の意味での「仲間」です。
それでも時間が経てば環境も価値観も変わり、いよいよ渡辺が船を降ります。
やりたいことは山ほどあるけど、やり方を知らず突き進むよーえー(三上)と、勢いだけでよく考えずに乗っかる僕。その間に入り、ストッパーになったり、アイデアを出したりしてくれたのが、べー(渡辺)です。
大事な交渉では、顔と声に説得力があるという理由で、僕らの盾にされていたのもべー。
やりたいことが行き過ぎた時、負担のかかるスタッフさんを一番気遣っていたのもべー。
タバコを吸いながら僕の愚痴を聞いてくれたのもべー。
僕の嫌いな虫を近づけ、絶叫する姿を見てケラケラ笑っていたのもべー。
僕の思考が止まると、「脳に脂肪詰まってるんじゃないの?」とケラケラ笑っていたのもべーです。
そんな日常も、これからは特別なものに変わってしまうのかもしれません。
あまり書くと、10月の稽古で調子に乗って虫をたくさん近づけてきそうなので、この辺にしておきます。
ぽこぽこクラブは、これからも新しい形で続いていきます。
ただ、この3人での創作は、ここで一旦区切りです。
その区切りとなる公演も、また難しい作品への挑戦です。
これまで一緒に船を漕いできた3人の現在地を重ね合わせながら、見届けてもらえたらと思います。
杉浦一輝
「あの大鴉、さえも」公演グッズ
ぽこぽこクラブロゴ
ロングスリーブTシャツ
¥4,500-
ぽこぽこクラブの新しいロゴの入った新作Tシャツです。
「ブ」の濁点をぽこ亀が餌と勘違いして食べているところがポイント!

シティグリーン

チャコール

セメントブルー

さらば!渡辺芳博!!
レッドカーペット大作戦!!
〜栄光の滑走路は空への架け橋となるか!?の巻〜
いくつもの日々を越えて、辿り着いた今がある。
本公演をもって、ぽこぽこクラブからの退団を決めた渡辺芳博。
最後の舞台は地下一階にある劇場、阿佐ヶ谷アルシェ。
ここから一羽のカラスが飛び立つ。
・・・がしかし、空が見えない。
このままでは飛び立てず迷いガラスになってしまう。
迷いガラスならまだしも、
うっかり残留ガラスなんてことになったら!?マズイ。
辞める辞める詐欺だ。カラスがサギになってしまう。
ぽこぽこクラブとしてもこれはマズイ。
劇場の舞台奥から階段を登り、地上に出るまでの距離は約30m。
どうか皆さんの応援で地上へとつながる
30mの赤い滑走路を敷いていただけないでしょうか?
皆さんの応援が歌となり、
一羽の迷いガラスにはきっとこう聴こえることでしょう。
だからもう迷わずに進めばいい♪栄光の架橋へと〜♪














